中小企業診断士試験の勉強は、①1年以上かかる、②受験科目が複数ある、ことから、ペース配分が気になりますよね。
この記事では、私が勉強期間1年で、一発合格に至ったプロセスについて、紹介していきます。
今回は、第7回として、2次試験の模試受験の記録です。
申込
1次試験と同様に、試験日の行動をルーティン化するため、2次試験(筆記試験)の模試も受験することにしました。
2次試験(筆記試験)の合格基準は、次のとおり、一見、絶対評価のように思えますが・・・
(1) 総点数が240点以上である(総点数の60%以上である。)
(2) 1科目も40%未満がない。
しかし、直近10年間の合格率は約19%で推移していることから、受験者の上位約20%が合格する相対評価の試験であることがわかります。
相対評価の試験であることから、私は、受験者数が多い資格予備校の模試を受験すべきと考え、「受験者数 全国最大級!」を売り文句とする「TAC 2次公開模試」を受験することにしました。(実際、「TAC 2次公開模試」の前年度(2018年度)の受験者数は、本番の約半数の「2,284名」)
TACの模試は、申込期間が例年6月下旬から8月中旬で、インターネットから申込可能、そして、3日の候補日のうちから受験日を選択することが可能です。(私の時は、8/30(金)、8/31(土)、9/1(日)が模試受験候補日でした。)
模試の数日前~:持ち物の準備
模試に持参する持ち物は、もちろん、本番を想定して万全に準備します。
1次試験の持ち物は、次のとおりでしたが、
2次試験(筆記試験)では、解答手順に必要となる筆記用具をリスト化して準備しました。
模試当日:試験会場で確認すること
試験会場に入ったら、1次試験と同じく、トイレと昼食を取る場所の確認をルーティン化しておきましょう。
模試当日:試験開始前に行うこと
試験開始前には、1次試験と同じく、ストレッチと時間配分の確認をルーティン化しておきましょう。
特に、2次試験(筆記試験)は時間配分が難しいので、模試で試しておいた方が良いと思います。
模試の結果
こちらが模試の結果です。
「207点」と思ったより点数が高く、講評はまさかの「ほぼ合格レベル」・・・
解答手順が確立されておらず、また、試行錯誤しながら解答したにも関わらず、この結果だったので、驚きました。
そして、同時に、多くの受験生が2次試験(筆記試験)をどう対策して良いかわからず、なんとなく受験しているのではないか?と考えていました。
以前の記事でも書きましたが、私が考える2次試験(筆記試験)対策の有力な手法は、コンサルタントという職業が「数字」、「論理」、「フレームワーク」を活用する職業であることを考えると、2次試験が事例問題である以上、いかにして「論理」や「フレームワーク」を落とし込んだ解答手順を身に付け、的確に事例に対処していく、ことだと思います。
勉強のポイント
■ポイント1 模試の結果はあまり気にしない
1次試験と同じく、2次試験(筆記試験)の模試の結果も気にする必要がありません。
理由は、例えば今回私が受験した模試の場合、1次試験から1カ月経過時点の結果であり、本番まで1カ月半も時間があるからです。
その期間で、順位は大きく入れ替わる可能性がありますので、良い結果であろうと、悪い結果であろうと、気を抜かずに勉強を進めることが重要です。
■ポイント2 解答手順を確立しましょう
今回の模試の結果から、多くの受験生が2次試験(筆記試験)をどう対策して良いかわからず、なんとなく受験しているのではないか?と考えました。
逆に言えば、対策方法をきちんと理解して、勉強しておけば、合格する確率は相当上がるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、勉強しながら、解答手順を確立していくべきことが、合格率を高める有力な手法だと思います。(私の解答手順については、参考として、別の記事で書きたいと思っています。)
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